2025年10月3日 小西財団日仏翻訳文学賞第30回記念シンポジウム「日仏文芸翻訳の歩み―古典から現代文学、Mangaまで」および企画展示のお知らせ
2025年9月19日 新資料(自筆原稿『万延元年のフットボール』等)について
2025年9月16日 「論文・記事データベース」公開のお知らせ
2025年10月2日 メディア掲載情報(読売新聞)
2025年9月16日 文庫開設二周年を迎えました(「文学部の扉」にて記念展示開催中 〜9/26)
2025年7月10日 北山敏秀「大江健三郎『沖縄ノート』の自筆原稿を読む―「あまりにも巨きい罪の巨塊」という言葉の生成と、その意味―」
©️森清/講談社
大江健三郎文庫は、小説家・大江健三郎(1935-2023)に関する、多彩な資料を有する文庫です。
1)「自筆原稿デジタルアーカイブ」
2)「関連資料コレクション」
3)「書誌情報データベース」
の3つの要素から構成されます。
1)「自筆原稿デジタルアーカイブ」は、生前大江氏から寄託していただいた、自筆原稿・校正刷など、約1万9千枚のデータが閲覧できるアーカイブです。「死者の奢り」(1957年)から「晩年様式集(イン・レイト・スタイル)」(2013年)にいたる、すべての年代の小説作品に加え、評論作品等の原稿も幅広く収録しています。
2)「関連資料コレクション」は、大江氏の著書(初版本)、作品が掲載された雑誌、また研究書・関連書籍等を網羅的に所蔵するものです。その多くが、『大江健三郎書誌稿』(私家版)の編著者であり、大江研究者でもある森昭夫氏からの寄贈資料です。また森氏の寄贈図書以外にも、翻訳、外国語の研究書なども収集し、世界文学としての大江研究の基礎資料の構築にも力を注いでいます。
3)「書誌情報データベース」は、大江氏の著作、関連文献について整備された情報を検索・閲覧するものです。森氏から提供していただいた『大江健三郎書誌稿』のデータを基礎とし、大江氏の著書、初出となる雑誌の掲載情報ならびに自筆原稿に関する情報を組み合わせ、多様なアクセス方法を提供する画期的なものとなっています。大江健三郎に関する論文・新聞記事の検索が可能な「論文・記事データベース」も、2025年9月に公開しました。
上記1)と2)は大江文庫内でのみ閲覧が可能です。
3)は一般にも公開されています。【書誌情報データベース】【論文・記事データベース】
〒113-0033
東京都文京区本郷7-3-1 東京大学文学部内 大江健三郎文庫
E-mail: oebunko*l.u-tokyo.ac.jp (*を@に変えてください)