2025年3月刊行の『編集文献学研究』vol.2(成城大学国際編集文献学研究センター)に、文庫運営委員長の阿部賢一教授による報告「「生前の遺稿」—大江健三郎とミラン・クンデラの場合—」が掲載されました。
2023年12月3日に成城大学で行われた、「生前の遺稿」(作家自らが生前に整理し、アーカイブに寄贈・寄託することで残された資料)をめぐるイベントでの発表が元になっています。
2023年に他界し、同年それぞれの資料を有するアーカイブが設立された二人の作家、ミラン・クンデラと大江健三郎。「生前の遺稿」をめぐる両者の考えを比較するなかで、大江健三郎文庫設立の経緯や所蔵資料の特徴についても言及されています。
オープンアクセスですので、こちらからぜひご覧ください。
なお5月14日(水)には、阿部教授が進行を務める、ジョン・ネイスン氏(カリフォルニア大学サンタバーバラ校名誉教授、翻訳家)の特別講演が開催されます。
対面・オンラインのハイブリッド開催です。ぜひ奮ってご参加いただけますと幸いです。
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(菊間晴子)