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安藤宏「「大江健三郎文庫」設立の経緯」

(『日仏文化』No.94)

2024年1025


本年9月に刊行された『日仏文化』No.94(公益財団法人 日仏会館)に、安藤宏「「大江健三郎文庫」設立の経緯」が掲載されています。

3月15日、日仏会館ホールにて行われた講演会「草稿から見えてくるもの―「大江健三郎文庫」開設を記念して」での講演が元になっているテクストです。

大江文庫設立準備委員長であった安藤宏先生(東京大学名誉教授)により、大江氏による自筆資料寄託のきっかけや文庫設立までの進み行き、そしてこれからの展望などが語られています。

約1万8千枚もの、しかも著作権生きている作家の自筆資料をデジタルアーカイブ化して公開する、という異例の試み。

「大江健三郎文庫」がオープンするまでには、資料整理、データ化、デジタルアーカイブ・データベース構築に加え、利用ルールの整備など、様々な課題を一つ一つクリアしていく必要がありました。

文庫設立までの舞台裏が詳細に記されています。ぜひご覧ください。


(菊間晴子)