評論(単行本)
〜2010s
2001年3月
『君たちに伝えたい言葉:ノーベル賞受賞者と中学生の対話』
(読売ぶっくれっとNo.25、ハロルド・クロートによる講演収録)
2001年7月
『「自分の木」の下で』
(朝日新聞社、大江ゆかり画)
(帯より)
なぜ学校に行かなくてはいけない?/素朴な疑問に、ノーベル賞作家はやさしく、深く、思い出もこめて答える。/子供から大人までに送る16のメッセージ
2001年7月
『大江健三郎・再発見』
(集英社、大江健三郎・すばる編集部編)
(帯より)
私たちは本当にOEを知っているか?/色濃く戦後日本に生きながら、明らかに世界的な……大江健三郎/これから書く人と深く生きるために小説を読む人への大江健三郎・読本
2001年9月
『同じ年に生まれて:音楽、文学が僕らをつくった』
(中央公論新社、小澤征爾との対談)
(帯より)
Oe:世界に向かって開かれた個人というものを若いひとがつくっていくことです。/ Ozawa:日本人の音楽も世界のスタンダードと同じ、というふうになってほしい。/ 1935 年生まれの世界的指揮者とノーベル賞作家。21 世紀の日本への思いを率直に語る、ビッグ対談。
2001年11月
『鎖国してはならない』
(講談社)
(帯より)
同胞とこの惑星のすべての住人に向けて同時代と明日に伝えたいノーベル賞作家の魂のメッセージ。切なる講演集。
2001年11月
『言い難き嘆きもて』
(講談社)
(帯より)
生の特別な日々がむすぶエッセイごとの「小さな物語」/この世界を生きるための心の姿勢と希求/待望のエッセイ集
2003年5月
『暴力に逆らって書く:大江健三郎往復書簡』
(朝日新聞社)
(帯より)
戦争やテロという暴力の連鎖にどのように立ち向かうのか。1995 年から現在まで、激動する世紀の変わり目のなかで、日本のノーベル賞作家と世界の11人の知識人が交わした往復エッセイ。子どもたちの教育と他者への想像力に希望を見い出す深い思索の軌跡。
2003年9月
『「新しい人」の方へ』
(朝日新聞社、大江ゆかり画)
(帯より)
ベストセラー『「自分の木」の下で』の第2弾/「ウソをつかない力」をきたえて「意地悪のエネルギー」と戦う/子供にも大人にも作れる人生の習慣
2004年4月
『何を学ぶか:作家の信条、科学者の思い』
(読売ぶっくれっとNo.34、白川秀樹による講演・対談収録)
2004年10月
『「話して考える(シンク・トーク)」と「書いて考える(シンク・ライト)」』
(集英社)
(帯より)
骨太でいながら、こまやかで、深みのある情報も、ユーモアにもみちている、大江さんの話を、活字で読みたい。―講演会の感想から
2004年11月
『憲法九条、いまこそ旬』
(岩波ブックレットNo.639、井上ひさし、梅原猛ほか著)
2005年11月
『憲法九条、未来をひらく』
(岩波ブックレットNo.664、井上ひさし、梅原猛ほか著)
2006年11月
『「伝える言葉」プラス』
(朝日新聞社、大江ゆかり画)
(帯より)
人生の困難な折々に、本当に出会った27の奥深い言葉/著者自身の家族の歴史「苦しみと良いこと」が繰り返される不思議とともの語る、感銘と励ましに満ちたエッセイ集
2007年5月
『大江健三郎 作家自身を語る』
(新潮社、聞き手・構成/尾崎真理子)
(帯より)
創作秘話、恋愛観、フェミニズム、自爆テロ、同時代作家との友情と闘い。/作家生活 50 年を語り尽くした、対話による自伝!
2007年7月
『読む人間 読書講義』
(集英社)
(帯より)
「読む人間」になりたい、とねがってその通りに生きてきた人の講義。面白く、広く、深い。しかも、しみじみした人生の話でした。(選ばれた本がそうであるように)―受講者の葉書から
2008年7月
『憲法九条、あしたを変える』
(岩波ブックレットNo.731、井上ひさし・梅原猛ほか著)
2009年12月
『加藤周一のこころを継ぐために』
(岩波ブックレットNo.771、井上ひさし・梅原猛ほか著)
2010年12月
『井上ひさしの言葉を継ぐために』
(岩波ブックレットNo.798、井上ひさし・井上ユリほか著)
2011年7月
『取り返しのつかないものを、取り返すために:大震災と井上ひさし』
(岩波ブックレットNo.814、内橋克人・なだいなだほか著)
2011年11月
『原発への非服従:私たちが決意したこと』
(岩波ブックレットNo.822、鶴見俊輔・澤地久枝ほか著)
2011年12月
『さようなら原発』
(岩波ブックレットNo.824、鎌田慧編)
2012年7月
『定義集』
(朝日新聞社)
(帯より)
敬愛する言葉を 書き写し、読み直し、 自前の定義をする。
源氏物語、ドストエフスキー、魯迅、レヴィ・ストロース、井上ひさし、人生のさまざまな場面で出会った忘れがたい言葉をもういちど読み直す。ノーベル賞作家の評論的エッセイの到達点。
2013年4月
『いま、憲法の魂を選びとる』
(岩波ブックレットNo.867、奥平康弘・澤地久枝ほか著)
2015年1月
『憲法九条は私たちの安全保障です。』
(岩波ブックレットNo.918、梅原武・奥平康弘ほか著)
2015年4月
『文学の淵を渡る』
(新潮社、古井由吉との対談)
(帯より)
私たちは、何を読んできたか。どう書いてきたか。/半世紀を越えて小説の最前線を走りつづけてきたふたりの作家が語る、文学の過去・現在・未来。
2018年5月
『大江健三郎賞8年の軌跡「文学の言葉」を恢復させる』
(講談社、「大江健三郎賞」選評および受賞者との対談)
(帯より)
長嶋有 岡田利規 安藤礼二 中村文則 星野智幸 綿矢りさ 本谷有希子 岩城けい/受賞作への選評と、文学と人生への示唆に満ちた8つの対話/私は永く「文学の言葉」で生きてきました。いまも注意深く見れば創られている、力に満ちた「文学の言葉」を、知的な共通の広場に推し立てたいのです。—大江健三郎
2018年6月
『大江健三郎 柄谷行人 全対話 世界と日本と日本人』
(講談社、柄谷行人との対談)
(帯より)
世界的な小説家と批評家が、1990年代半ばに語り合った貴重な記録