HMCオープンセミナー 

「大江健三郎のアルバイト小説を読む」

開催のお知らせ 

東京大学ヒューマニティーズセンター(HMC)主催のオープンセミナー 第117回「大江健三郎のアルバイト小説を読む」が88日(木)17:00-18:30に行われます。


HMC協働研究「大江健三郎氏寄託資料に関する基礎的研究」では、同文庫に所蔵されている資料の整備を進めてきましたが、このたび、大江文学に関する連続オープンセミナーを開催することになりました。


第二回となる今回は、大江健三郎を中心とする戦後日本文学の研究者としてご活躍されている高橋由貴氏(福島大学准教授)をお招きし、大江作品が有する「アルバイト小説」としての側面に着目してご講演いただきます。

大学病院で飼育されている犬たちを殺す「アルバイト」に従事する大学生を語り手とした「奇妙な仕事」(1957)を中心に、「死者の奢り」(1957)や「飼育」(1958)といった初期作品や、晩年のテクストにも目配りをしつつ、大江が採用した「アルバイト」という方法的な枠組みの特質、そしてその枠組みを通して描き出されている権力構造のダイナミズムについてお話しいただく予定です。

なお、高橋氏の講演に先立ち、文庫担当の菊間晴子(東京大学)が、大江の初期作品の特徴について、文庫所蔵の自筆原稿にも触れながら報告を行います。



開催形式はZoomオンライン(参加無料・要登録)です。

詳細は下記をご確認ください。



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「大江健三郎のアルバイト小説を読む」 



※より詳しい内容につきましては、HMC・イベント告知ページをご覧ください。


2024年718